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六本木ミッドタウン傍です。
いくら人間だって、そういつまでも栄える事もあるまい。
まあ気を永く猫の時節を待つがよかろう。
夏目漱石『吾輩は猫である』
女はとかく多弁でいけない。
人間も猫くらい沈黙であるといい。
夏目漱石
縁とは不思議なもので、もしこの竹垣が破れていなかったなら、吾輩は遂に路傍に餓死したかも知れんのである。
夏目漱石『吾輩は猫である』
三四郎は近頃女に囚われた。恋人に囚われたのなら、却って面白いが、惚れられているんだか、馬鹿にされているんだか、怖がって可いんだか、蔑んで可いんだか、廃すべきだか、続けべきだか訳の分らない囚われ方である。
夏目漱石『三四郎』
私はどんな社会でも理想なしに生存する社会は創造し得られないとまで信じているのです。
夏目漱石
研究心の強い学問好きの人は、万事を研究する気で見るから、情愛が薄くなる訳である。
人情で物をみると、凡てが好き嫌いの二つになる。
夏目漱石『三四郎』